グリューノのブログ

ハンドメイド屋になりたい。とんぼ玉を中心にぼちぼちのんびり暮らしています。

マンガは読書に入りますか?

こんにちは、グリューノです。

 

はてなブログに「お題」が存在することをようやく知ることとなりました。

今週のお題「読書の秋」。せっかくなので最近お気に入りの本、正確にはマンガを紹介しようと思います。

とはいえ今夏にアニメ化したので、知ってる方も多いかな? 

 

メイドインアビス最近書店でも見かけるようになりました。

竹書房WEBコミック配信サイトでは現在、1〜4話、最新話、そして順次入れ替えでアンコール掲載が行われています。次の話はマダー?

単行本は7月末に6巻が発売されました。

 

隅々まで探索され尽くした世界に、唯一残された秘境の大穴「アビス」。

アビスの周りに発展した探掘家たちの街に育ち、自らも探窟家のタマゴである少女のリコは、ある日アビスの探索中に少年の姿をしたロボットを拾います。

共に過ごしてしばらくのち、帰還不能のアビスの奥底へと降りて行った伝説の探窟家の品がオースに上がり…。

と、あらすじはこんなところ。少年少女が片道切符の危険な秘境へと挑んでいくお話です。

 

もともと読書やマンガ好きな私ですが、読書感想文は下手くそなので、余計なことを言う前に結論をば。この作品とても面白く読ませていただいております。

 

絵本のような柔らかなタッチと精巧な書き込みで、表紙を見る限りほんわかした印象を受けます。実際ギャグシーンやあたたかな場面、出来事もあります。もちろん人との出会いも。リコたちは街やアビスの中でたくさんの出会いを経験し、成長していきます。

 

ただしそれだけではありません。アビスの中に広がる大自然や法則に基づいた容赦無い描写も数多くあります。そしてファンタジーの入り混じる世界観ではありますが、「アリアドネの糸」などの緊急離脱アイテムや治癒魔法なんてものありません。帰還は自力(おまけに行きにはなかった負荷がかかるのですが別所で語り尽くされてるのでここでは省略)、怪我したら自分の知識と生命力が頼りです。

リコたちを含め、アビスに挑む探窟家たちは、殆どがいたって普通の人間なのです。経験を積んだ普通の人間たちが、自ら積み重ねてきた実力や自分たちの文明で生み出し、またはアビスからもたらされた道具を頼りにアビスに挑み、魂を削り、ときには命を落としていく。『メイドインアビス』では、人間がアビスの環境やアビスに暮らす生き物たちに直面して発生しうる危機や命のやり取りも、隠さずリアルに、ときに美しく、ときにえげつなく描写しています。

細かいところまで練られた世界観に基づくリアルさと残酷さは、作品の大きな魅力のひとつでもあります。

 

……ここまで書けば察するまでも無いと思いますが、メインのリコたちの旅路も例外ではありません。深淵へと進む以上、大自然の試練やアビスの法則を避けては通れないのです。

また、リコたちがアビスの底を目指し、お話が進むたび、パーティーの目の前だけでなく全く預かり知らぬところでも、アビスにまつわる謎がつきまといます。もちろん読者の前にも。お話が続く以上、まだ多くの謎も残されたままなのです。

 

いろいろと書きましたが、前述の通り「少年少女の冒険」が気になった方は是非ちょっと調べてみていただきたいシリーズです。今なら試し読みも普段よりしやすい連載状態なのでチャンスのはず。

アニメはいよいよ最終回を迎えてしまいますが、ニコニコ動画などでは有料配信しているので「動いているのを見たい!」という方はそちらも覗いてみてはいかがでしょうか。

 

ではまた。グリューノでした。